バラはもちろん鉢植えでも育てられます。
本当に大事なバラは鉢植えで管理するくらい、鉢植えで育てるメリットがあります。
バラの鉢植えでの育て方を解説します!
初めてのバラを鉢植えで育てるときのポイント
バラの苗を買ったら 必要なもの一覧
まず初めに、バラの苗を購入したら冬を迎えるまでに用意しておくと良いものをご紹介します。
いずれ絶対に必要になるので園芸店などで一式揃えておくと安心です。
- バラの苗
- バラ専用培養土
- 8号以上の深鉢
- バラ専用病害虫用スプレー
- ハダニ用殺虫剤
- オルトランDX
バラ苗をお迎えしたら一回り大きな鉢に植え替える
通常、ホームセンターや園芸店で買った状態の苗は、4号鉢から6号鉢に植え付けられています。
それだと少し小さいので、一回り大きな8号鉢から10号鉢くらいの鉢に植え替えます。
バラは下に深く根を張るため、深さのあるタイプの鉢を選びましょう。
鉢の大きさは小さな苗に対していきなり大きくするのではなく、段階的に大きくしていくのが望ましいです。
最終的に10号鉢で管理したいと思った場合、4号のバラ苗をいきなり10号鉢に植え付けるのではなく、一旦8号鉢に植え付けて成長具合を待ってから10号鉢に植え付ける、といった具合です。
植え替えのタイミングは、春に購入してから花後、または冬の土替えの時行いましょう。
春に購入して、花後に一回り大きな鉢に植え替えるときは鉢からカポッと外したまま根を崩したりすることのないようにそのまま植えつけます。
鉢の大きさに比例して株も大きくなるので、大きく育てたい場合は、冬の土替えのタイミングで、鉢増ししていきます。
同じ大きさのまま管理していきたい場合は、一回り根かきをし、同じ大きさの鉢に植え替えます。
↓バラ用の鉢が売っています。見た目のことは置いておいて、土替えのしやすさや重さなど考えるとやっぱりプラ鉢が扱いやすいです。
バラの鉢植えは受け皿NG
バラの鉢植えに受け皿はしないでください。
バラは乾湿が繰り返されることによって、根が生長します。
いつも濡れた状態だと、根腐れの原因にもなってしまいます。
初めてのバラなら四季咲きの品種を選ぶ
鉢で育てるなら四季咲きの品種を選びましょう!
鉢植えは地植えに比べて毎日水やりしたり、肥料をあげたりと手がかかります。
一年に一回しか咲かない品種だと、心が折れそうになるので、年中咲いてくれる四季咲きだと、手間をかけたかいがあるという気になれます。
鉢で育てるなら雨に当たらないように軒下で
バラを育てる上で最も厄介な病気は黒星病です。
鉢植えならば場所を移動できるという利点を生かし、軒下で管理するか、雨の日だけ軒下に移動するなどしましょう。
雨にあたることさえしのげれば、黒星病にかかる心配もありません。
薬剤をまめに撒く必要もなくなり、バラ栽培は格段楽なものになります。
バラの病害虫にバラ専用病害虫スプレーは必須アイテム
バラの育てる上で欠かせないのが、バラ専用病害虫用スプレー。
水で薄めて、霧吹きにセットする必要がなく、最初から薬剤がそのままスプレーできる優れもの。
バラのほとんどの病害虫に対応しているので、これさえあればしばらくは安心です。
バラの鉢植えは特に注意 コガネムシの幼虫
夏の終わりにかけて、株の下の方の葉が急に黄変しだし、落葉したらコガネムシの幼虫を疑います。
コガネムシの成虫は夏の間に飛来し株の根元の土中に産卵、孵化した幼虫はバラの根を食べて育ちます。
根っこを食べられてしまうので、ダメージは大きく、最悪の場合枯れてしまいます。
特に鉢植えの場合だと、鉢の中という限られた空間の中で根こそぎ根を食べてしまいますので、枯れてしまう可能性が高くなります。
成虫が飛来する7月頃から9月くらいまで予防のためオルトランDXなどを撒いておきます。
オルトランDXは土の中のコガネムシにも有効な上、薬を吸収した根や葉を食べた虫にも効果があるので一石二鳥、ぜひ持っておきたいお薬です。
住友化学園芸 オルトランDX粒剤 1kgnbsp;
鉢植えのバラは毎年冬に土替えが必要
鉢植えのバラの冬のメンテナンスとして、土替えを行う必要があります。
一年間かけて、鉢いっぱいに根が回っているはずなので、土替えを行うことによって、新しい養分と、根かきをすることで新しく根を張るスペースを作ってあげる必要があります。
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