バラを地植えにした時に年間を通して必要な手入れ
年間を通して行う定期的な消毒作業の他に、バラを地植えにした時に必要なお手入れです。
春、苗の購入、庭への植え付け
品種を選び、苗を購入してきたら深めに穴を掘り、バラ用の培養土を使って庭に植えつけます。
植え付けはじめはまだ根付いていないため、鉢植えの管理と同じと思って適度に水やりし、葉っぱを落とさないように気を配ります。
2週間くらいしたら根付いてくると思いますので、様子を見ながら水やりの頻度を控えます。
これで真夏以外は水やりをする必要はありません。
花後に追肥して、葉を落とさないように病害虫に注意しながら株を育てます。
夏、株の生長に注力する
株をなるべく大きく育てます。
必要であれば摘蕾を行い、花を咲かせるエネルギーを株を生長させることにまわします。
病害虫の発生が出やすい季節ですので、葉への薬剤散布をしっかりと行なっていきましょう。
台風なども発生しやすい季節ですので、せっかく出たシュートが風で折れてしまわないように、フェンスなどに留め付けておくといいでしょう。
コガネムシの幼虫を退治するために、夏の終わりにオルトランDXなどを撒いておくとより安心です。
秋、花が咲く品種なら咲いてもらいましょう
一季咲の品種以外なら、秋に花を楽しみます。
春の花後から、夏の間中お手入れをがんばって株を大きくさせたなら立派な花を咲かせてくれるに違いありません。
しかしバラも環境が変わったばかりだと、四季咲き表示があるにも関わらず、秋に咲いてくれないという気まぐれを起こすバラもありますので、秋に咲かなくてもがっかりしすぎないように。
冬、バラのお手入れ本番です 剪定、誘引のやり方を勉強しましょう
バラのお手入れは冬が本番です。
もし冬のメンテナンスを怠った場合、いくら地植えのバラとはいえ、満足に花が咲かないということもありえます。
隣のお宅はあんなにきれいに咲いているのにうちはポツポツとしか咲かない。。という場合は冬のメンテナンスに差があるからかもしれませんよ。
【冬のお手入れ】葉を取って剪定、誘引を行いバラの株の枝を整理する
バラの冬メンテナンスは12月下旬〜2月中旬頃までに行います。
寒くなってくると自然と葉は落葉してきますが、残っている葉があれば取り去ります。
シーズン中に伸びた細かい枝などをカットし、太くて立派な枝を残します。
残した枝をバランスよくフェンスやオベリスクなどに留めつけます。
この時枝をなるべく横方向に倒して誘引すると、花をたくさん咲かせることができます。
【冬のお手入れ】中耕して肥料を
株の周り周囲直径50センチくらいを少し耕して、肥料をすき込んでおきます。
春の開花を待つ
冬のお手入れが終わったらあとは春を待つのみです。
冬のお手入れ後〜3月中旬くらいまでは葉っぱがなく剪定した枝だけの状態で過ごす休眠期となりますので、消毒作業なども必要ありません。
葉がなく、整理された状態で株の様子も見やすくなっていると思いますので、カイガラムシがいないか、カミキリムシの幼虫に入られてないかも合わせてチェックします。
水やりなども基本的には必要ありません。
一年間、バラのお手入れをがんばった成果はきっと次の春に表れてくれるはずですよ。
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