夏を目前にして、ホームセンターなどではセール価格になっているバラ苗を見かけることがありますね。
1番花、2番花と咲き終わり、つぼみが付いていないどころか葉っぱまで落ちちゃってたりしてf^_^;
定価で買うと高い分、半額なら買ってみようかなぁと思って買うものの、場合によっては弱っている状態で買うことになるので結局枯らしてしまうことになりかねません。
セールで買ったバラ苗が元気ない!という人のためのバラ入門です!
夏目前、セール品のバラ苗の扱い方
セールになっているバラ苗の状態とは?
バラ苗を売っている店の管理の仕方にもよりますが、夏前に手に入れるバラの苗というのは大体こんな状態です。
- 花は咲き終わって剪定されている
- 黒星病やうどんこ病にかかって葉が少なくなっている
- 四季咲きの場合、次の花を咲かせるのはその年の秋
- 一季咲きの場合は次の年の春まで花は咲かない
葉っぱが少なくなっていても、株元から出ている主枝が緑で新芽が所々のぞいているなら元気な証拠。
四季咲きはその年の秋まで、一季咲は次の年の春まで花が咲かないとわかった上で管理します。
まずうちに連れて帰ってからやること
- 8号鉢〜に鉢増し
- 日当たりの良い場所に置く
- なるべく雨が当たらないように管理し、黒星病から葉っぱを守る
- 活力液(メネデールやリキダス)をあげる
- 1週間くらいして新芽が出ているのが確認できたら置き肥をあげる
販売用の鉢のままでは窮屈なので、8号鉢〜に鉢増しします。
根鉢を崩さないようにすれば、この時期すぐに行っても大丈夫。
ただし、根鉢もできていないくらい根が貧弱な場合はそのままで様子を見ます。
バラも環境が変わると新しい場所に馴染むまで、時間が必要ですのでまず活力剤をあげます。
できる限り葉っぱを落とさないように日当たりがよく、雨の当たらないところで管理すると良いでしょう。
バラ夏の管理のポイントとは
- 摘蕾する
- コガネムシの幼虫に注意する
- 真夏は肥料はお休み
夏の間はつぼみを摘み続ける(摘蕾する)
先ほど「四季咲きのバラは秋まで咲かない」と言いましたが、正しくいうと「咲かせない」です。
四季咲きのバラはその都度新芽の先につぼみをつけてくれますが、夏の間は出てきたつぼみをわざと摘んで咲かせないようにします。
気温が高いと咲かせても美しい花が咲かないこと
花を咲かせるのにエネルギーを使うので、秋まで温存させておきたいこと
が理由です。
9月中旬に行う「夏剪定」までは、つぼみを摘み続けます。
夏が産卵期バラの天敵コガネムシの幼虫に注意する
コガネムシの幼虫はバラを育てる上で最重要注意事項です。
大概の病害虫ではバラを枯らすことはできません。しかしコガネムシの幼虫は別です。
気が付いた時にはダメージは深刻、枯れなかったとしても回復するのにかなりの時間を要します。
土中のことで、どのバラに産卵されたかがわかりませんので
7、8、9月は全てのバラの株に対して土中に有効な薬剤を予防的に撒いてくださいね。
真夏の肥料はお休み
真夏の気温が高すぎる場合、バラの生長が緩慢になってしまうことがあります。
その場合、肥料をあげてもうまく消化することができませんので肥料はお休み、
夏バテしてそうだな〜と感じる場合は活力剤をあげて様子を見てくださいね。
夏が一番難しい ここがバラのお世話の正念場!
もしバラを初めて買うなら本当は夏はオススメしませんf^_^;
夏は管理も難しいし、花が咲かない上に枯れてしまっては「やっぱバラって難しいじゃん」ってなりかねません。
でも半額!って値札は魅力的ですよね、私は弱ってるバラを再生して咲かせるのが大好きなので願ったりかなったりのところがありますが。。f^_^;
それでも夏を越して秋に咲いてくれた時の感動は格別です!
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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