地植えのつるバラ 冬の誘引が必要なのはなぜ?
先日、お友達のお庭の、つるバラの剪定・誘引のお手伝いに行きました!
昨年の春に地植えし、初めての冬を迎えた
向かって左が「ピエールドゥロンサール」、右が「マダムイザークぺレール」です。
西側の壁に誘引された2株は、2階に届くほど立派に成長し、誘引のしがいがありそうですね!
バラの枝は縦方向のままだと花数が増えない
ワンシーズンを終えて上方向に大きく伸びた2株。
上方向に伸びたままだとバラはたくさんの花数をつけてくれません。
これは頂芽優勢の法則といって、一番高いところにある芽からしか新芽を出さないというバラの性質によるものなんですね。
そこで上に伸びた枝を横に倒して誘引してあげれば、枝の節にある芽の高さはほとんど同じ高さになり、全ての芽から新芽を出してくれるので、その分花数も多くなるというわけです。
バラの枝を横に倒して誘引とは
では実際に横に倒して誘引とはどういうことなのかやってみましょう。
↓上になが〜く伸びていた枝をぐいっと曲げてフェンスに留めつけます。
フェンスからはみ出て大きく伸びていた枝を
フェンスに沿うようになるべく横方向になるようにしています。
冬を迎えたシュートは程よくしなるようになっており、
意外と力を入れても曲げても折れません。
そうはいっても注意深く少しずつ少しずつ加減をしながら曲げていってくださいね。
実は今回、真ん中あたりの枝を間違って根元から折ってしまい、真ん中の下方部分、ちょっと寂しくなっちゃいました。。反省f^_^;
夏の間はまだ枝が若くポキっと折れやすいので、冬が来るまでは無理に曲げないでくださいね。
地植えつるバラの冬の剪定と誘引のポイント
- 十分な太さの枝だけを残し、他は根元から潔くカット!
- 残った枝をフェンスや壁になるべくバランスよく、枝が横になるように曲げて留めつける。
- 枝がグラグラするところがないように、なるべく全部の枝を留めつける。
地植えつるバラの剪定と誘引を終えて
このお庭の「マダムイザークぺレール」のはなんと昨年までうちにいたコなんですよ〜
窮屈な6号鉢に入っていた頃はうんともすんとも言わなかったのに、
こんなにのびのびと大きくしてもらって、お嫁に出して本当によかったです^ ^
開花の様子が楽しみです。
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