どうせ育てるなら長い間美しい姿を保ってくれる花持ちの良いバラを選びたいですよね。
しかし花持ちの良し悪しはラベルには表記されていません。
花持ちの良い品種と悪い品種をご紹介します!
バラの花持ちの良い悪いとは?
バラのつぼみがほころび始め、一番美しく咲いた時から、その状態をどれくらい保っていられるかは、バラの品種によって随分違います。
2週間くらいは花型が変わらないものもあれば、やっと花開いたと思ったら1、2日でばさっと花びらが落ちて、あとかたもなくなっているタイプのバラもあります。
花持ちの良いバラ「レオナルドダヴィンチ」
レオナルドダヴィンチは2週間近く美しい花型を保ったままでいてくれる、花持ちの良いバラの代表選手です。
厚くしっかりとした花びらで、少々の雨に当たっても傷つくこともありません。
朽ちていくときも、そのままの形を保ったままでいてくれるので、花びらが散らず花がらを摘むときも楽チンです。
花持ちの悪いバラ「ジオルブライトンランブラー」
イングリッシュローズのジオルブライトンランブラーは、やっと花開いたと思ったら、1、2日後には朽ちていく様子すら見せることなくばさーっと花びらを落とし散ってしまいます。
房でつぼみをつけたとしても、全てのつぼみが咲き揃うまでは当然持つはずもなく、ひと枝の中に、美しく咲いている花と花が散って残ってしまった萼とが混在しています。
このような性格のバラは比較的イングリッシュローズに多く、私はそれが理由でイングリッシュローズを敬遠していた時期もあります。
花持ちの悪い品種の意外なメリット
バラを選ぶとき、当然花持ちの良いバラが良いバラだと思いがちです。
しかし花びらがばさっと落ちる花持ちが悪いとされているタイプのバラは、
実は「セルフクリーニング」と呼ばれる性質で、イギリスではそれが美徳とされているのです。
イングリッシュローズにこのタイプのバラが多いのは、それが良しとされ、そう作られているからだったんです!
確かに、花持ちの良いバラで手が届かない位置に咲いているものは、いつまでも残って茶色ーくなっていくのをただ黙って見ていることしかできないのを歯がゆく思ったことはありますねf^_^;。
まさか、美しくないところを見られたくないがために自分で花びらを落としているとは思いもしませんでした。
儚さこそが美しい、お国柄の違いでバラの性格にも違いが出るなんて面白いですね♪
花持ちの良いバラ悪いバラの品種リスト
花持ちの良いバラ
- ローブアラフランセーズ
- レオナルドダヴィンチ
リンク - ルージュピエールドロンサール
リンク - マルクアントンシャルポンティエ
リンク
花持ちの悪いバラ
- ジオルブライトンランブラー
- クレアオースチン
- その他イングリッシュローズも花が朽ちる前にばさっと花びらが落ちるタイプが多いです。
ゴールデンセレブレーション、アランティッチマーシュ、ジュードジオブスキュアetc..
そのほかの国別、バラの花持ちや性格の違いとは
日本やドイツのバラは比較的花持ちもよく、合理性が良い性格のバラが多いような気がします。
私が個人的に好きなのはフランスの老舗「ギヨー」のバラ。
花持ちは良い方で、咲きすすんで花びらが汚れてさえもなお、魅力が増していくようなバラが多いです。
なんとなく、フランスのアンティークの経年美をなぞらえているのかなぁなんて勝手に思っています^ ^
ギヨーの「フローレンスデルアットル」
「マルクアントンシャルポンティエ」
何が美しいかは国によっても違うし、当然人によっても様々です。
花持ちの良いバラだけが良いバラとは限りません。
そのことを知ってから、より自分に正直な気持ちで、バラを美しいと思えるようになった気がします。
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