北側花壇に植えてから丸一年。
その間、新芽もろくに出ず、今年咲いたのは小さな花がたったの2輪。。
鉢上げして日当たりのいいテラスで育ててあげたいなぁ。。でも冬を待つ間に日照不足で枯れてしまうかもしれない。。
そんな時は季節を問わず、鉢上げして一刻も早くお日様の下に出してあげましょう!
バラを冬以外に鉢上げするメリットとその手順
春から夏の成長期を逃さない
地植えしていたバラを、鉢に戻すことを鉢上げすると言います。
鉢上げするときに根っこを切るので、根を触っても影響の少ない冬に行うのがベストではあります。
しかし今は初夏。。冬まで待つのは長すぎるし、その間にもどんどん衰弱してしまうと困ります。
春夏の生長期を逃したくないのもあって、一番花が開花するのを待って鉢上げすることにしました。
きちんとポイントを押さえながらやれば、冬以外でも上手に鉢上げすることができますよ。
手順1 優しく根っこを引き抜き適切な大きさの鉢に植えつける
株はヒョロヒョロと長い枝の先に少し葉っぱが残っているのみで、いかにも貧弱。
根っこと地上部は連動しているので、根っこも貧弱で優しく引き抜いても簡単に引き抜けます。
株元の大きさと、根っこの状態に合わせ、大きすぎない鉢に植え付けます。
根っこが貧弱なまま、大きな鉢に植え付けてしまうと土の量が多すぎて、湿った状態が長く続いてしまい、根腐れの原因になります。
なるべく小さな鉢で、鉢に根っこが回って根鉢が早く出来上がるよう努めます。
今回は販売用の6号鉢に鉢上げしました。
手順2 ついている葉はなるべく残すようにする
このとき、残っている葉っぱをなるべく落とさないようにします。
鉢にあげると、なんとなくヒョロヒョロと長い枝を整理したくなりますが、
葉っぱをなるべく多く残すため、あえてカットせず、地植えから引き抜いたままの状態で植え付けます。
葉っぱはソーラーパネルの役割をしており、葉っぱで必要なエネルギーを生産しています。
衰弱しているバラを冬以外の時期外れに鉢上げする場合、元々の葉っぱの数も少ないはずなので、なるべくたくさんの葉を残しておくことが重要です。
ついている葉っぱを最大限残して活用することで、まずは根っこに育ってもらい、新芽を出す準備を整えます。
手順3 肥料はすぐあげない
肥料はすぐにはあげず、活力液(メネデールやリキダス)をあげて様子を見ます。
2週間ほどして新芽が出てきたら鉢上げ成功🎶
鉢上げして、2週間ほど日当たりのいいテラスに置いておいたら、元気で可愛い新芽がたくさん出てきてくれました♪
バラは根っこの準備が整ってから、初めて元気な新芽を出すことができます。
新芽が出てくればもう一安心♪肥料をあげて、株の生長を見守ります。
北側に植えていた時は久しく見なかったサイドシュートも顔をのぞかせてくれています。
ヒョロヒョロと長い枝は鉢で管理するには邪魔なので
新芽が出てきた時点で、新芽や葉を数枚残して、剪定してしまいました。
枝の先に出ていた新芽も一緒にカットすることになってしまいますが、特に気にしなくて大丈夫。
その分のエネルギーで、また新しい芽を出してくれますよ。
冬以外に元気のないバラを鉢上げするときに気をつけることまとめ
- 株元と根っこの大きさにあった大きすぎない鉢に植え付ける
- 日当たりの良いところで管理
- 植え付けてすぐは肥料ではなく活力液を
- 適度に葉っぱを残しておき、根っこを育てることを意識する
- 新芽が出てきたのを確認してから肥料をあげる
バラはとっても強い植物!
枯れかけの状態でも、環境を整えてあげればみるみる元気になってくれますよ。
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